鶴保庸介沖縄・北方担当相(49)=参院和歌山選挙区=が、大臣就任前の7月上旬、大阪府内の高速道路で車を運転中、制限速度を40キロ以上オーバーしたとして、大阪府警が8月に道路交通法違反(速度超過)の疑いで書類送検していたことが、捜査関係者らへの取材でわかった。鶴保議員は容疑を認めているという。
捜査関係者によると、鶴保議員は制限速度80キロの高速道路を、120キロ以上で走行した疑いがある。速度違反自動監視装置(オービス)に記録されたという。
鶴保議員は2006年10月にも、大阪府河内長野市の国道で制限速度を約35キロ超過。罰金7万円の略式命令を受けている。
取材に対して鶴保議員は今回、(行政処分で)30日間の免許停止になったと説明。「(今年7月の)参院選の選挙期間中、和歌山県外に応援に行くため自分で運転していた。速度超過をしているつもりはなかったが、途中で渋滞に巻き込まれて行き先が変わり、気が焦ってそうなってしまった。今後、しっかり襟を正していきたい」と話した。
鶴保議員は1998年に初当選。今年7月の参院選は自民党公認で立候補し、4選。8月に初入閣した。