歌手で俳優の福山雅治さん(47)の自宅マンションに侵入した罪に問われたマンション管理会社の元パート従業員、宮本万里子被告(48)の初公判が8日、東京地裁であった。宮本被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。
宮本被告の起訴内容は、5月6日夜、合鍵を使って都内の福山さんの自宅マンション室内に侵入したというもの。宮本被告は事件当時、マンションで住民の要望などに対応するコンシェルジュとして働いていた。
検察側は冒頭陳述で、宮本被告が福山さんのファンで、ギターを見たかった、と動機を説明。宮本被告はコンシェルジュとしての勤務後、一度自宅に戻ってサングラスや帽子で変装し、再び福山さん宅に向かったという。合鍵を使って福山さん宅に侵入した数分後に、帰宅した妻の吹石一恵さんと玄関で鉢合わせ、「すいません、すいません」と言いながら逃げた、と事件の経緯を説明した。