中国の航空会社、天津航空は10月30日から、北九州―大連間で定期便を週2往復運航する。14日、同社から北九州市に連絡があった。北九州空港の国際定期便は2014年3月を最後に途絶えていたが、9月に入って韓国の釜山便とソウル便の就航が決まったのに続き、3路線目になる。
市によると、大連便は毎週木曜日と日曜日に往復する。大連を午後4時40分に出発し、北九州を午後8時35分に折り返す。172人乗りのエアバスA320型機を使う。
北九州―大連間では昨年12月~今年2月、天津航空が訪日観光客向けのチャーター便を48回運航し、計7866人が利用。平均搭乗率は93・4%に上った。同社は今後も訪日需要が続くと考え、定期化を検討していたという。
北九州市と大連市は1979年から友好都市関係。北九州市は現地に駐在事務所を置いているほか、大気汚染や下水道などの環境分野でも協力を続けてきた。(伊藤宏樹)