民政クラブが提出した2015年2月2日付の領収書のコピー。印刷会社への支払額は税込み5万7240円だったが額面は90万7200円になっていた(社名などを消す画像処理をしています)
富山市議会の政務活動費の不正取得問題で、民進系会派の民政クラブ会長の高田一郎氏(69)と幹事長の針山常喜氏(70)は14日、記者会見を開き、不正取得は2013~15年度の3年間で総額約1182万円に上ると明らかにした。自民会派の不正総額は約1297万円分が判明しており、ほぼ同規模になった
政活費不正1200万円、2議員が辞職願 富山市議会
民政クラブの不正取得は歴代、引き継がれていたという。政活費は2012年、それまでの政務調査費から使途が拡大されて名称が変わった。高田氏によると、会派の前会長(故人)時代にも選挙資金として現金を手渡しされ、「今思えば、そういう(不正取得していたという)ことかと思う」と話した。
一方、民政クラブと取引があった富山市内の印刷会社が14日、朝日新聞の取材に応じ、取引の詳細を語った。針山氏に頼まれて5、6年ほど前から白紙の領収書を渡していたという。
同社によると、市議会定例会が…