「ひよっこ」でヒロイン役の有村架純(下段中央)の父役を演じる沢村一樹(同左から2人目)と母役の木村佳乃(同左から4人目)=26日午後、東京・渋谷のNHK放送センター
来春のNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」で、ヒロインの両親役を沢村一樹と木村佳乃が演じることが26日、発表された。沢村は連続テレビ小説初出演。
NHK来春朝ドラは「ひよっこ」 ヒロイン有村架純さん
物語は東京五輪開催の1964年に始まり、高度経済成長期に茨城から集団就職で上京した有村架純演じるヒロインの青春時代を描く。この日の記者会見で沢村は「NHKでセリフをいただくのは(「サラリーマンNEO」の)“セクスィー部長”以来。朝の番組なのでとにかく爽やかに演じたい」。木村は「半年間全力で架純ちゃんを愛して、守ろうと思う。主人公が憧れるすてきな母親なので、心を込めて精いっぱい演じます」と話した。
6月のヒロイン役の発表後、茨城の方言を特訓中という有村。実家が農家という設定のため、共演者らと稲刈りの練習もしたという。父役の沢村について「劇中では出稼ぎに行っていてなかなか会えないが、貴重な一緒のシーンで本当の親子のように見せられればと今から楽しみ」。母役の木村については「明るくチャーミングな方だなと思っていた。台本読みでも温かくて、理想のお母さんだという印象」と話した。
このほか、ヒロインの祖父役に古谷一行、叔父役にバンド「銀杏(ぎんなん)BOYZ」の峯田和伸の出演も発表された。またヒロインが高校時代までを過ごす架空の「奥茨城村」の登場人物として、羽田美智子、遠山俊也、柴田理恵、松尾諭、佐久間由衣、泉澤祐希の出演も決まった。同作は11月中のクランクインを予定している。(小峰健二)