第4クオーター8分56秒、富士通のLBニクソン(右)は41ヤードのファンブルリターンタッチダウンを決めてはしゃぐ
アメリカンフットボールの社会人Xリーグ(朝日新聞社など主催)は1日、大阪・万博フィールドで3試合があった。注目された昨季のジャパンエックスボウル(JXB)の再戦は、富士通(東地区)がパナソニック(西地区)に逆転勝ちでリベンジし、開幕4連勝とした。QBコービー・キャメロン(26)がパスで相手守備を崩せない中、守備陣が粘り、最後も守備で決勝点を挙げた。
アメフットXリーグ特集
パナソニックは引退宣言を撤回したQB高田(たかた)鉄男(35)を、今季初めて先発させた。そして最初の攻撃シリーズで、ここまで使っていないプレーを繰り出す。
敵陣に入ったところの第1ダウン。高田はRBに渡すフェイクで、左から右へ走り込んだWRの頓花(とんか)達也(25)に渡す。最前列にいる攻撃ラインの5人はガサッと左へ動いた。この動きに富士通の守備陣がつられ、俊足の頓花はエンドゾーンへまっしぐら。しかしタッチダウン(TD)寸前で、驚異のスピードで追ってきたLBトラショーン・ニクソン(24)にタックルされた。フィールドゴール(FG)での3点先取にとどまった。
直後のキックオフでボールを受…