原子力規制委員会は3日、関西電力美浜原発3号機(福井県)が、新規制基準を満たすとする審査書の最終案を5日の定例会に諮ることを決めた。一般から募った意見を踏まえて正式決定し、再稼働の前提となる安全対策の基本方針に許可を出す見通し。許可されれば、40年超運転を目指す原発としては関電高浜原発1、2号機(福井県)に続き2カ所目となる。
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審査書案は8月に了承され、30日間の意見募集には約1400件の意見が寄せられた。規制委は文言などを修正したが、大きな変更はない見込み。関電はその後、詳しい設計と、運転延長の認可手続きを期限の11月末までに進める。