キャロライン・ケネディ駐日米大使=3日午後1時11分、東京都千代田区、角野貴之撮影
開催中の国際シンポジウム「朝日地球会議2016」(朝日新聞社主催)は3日、女性として初めて駐日米大使を務めるキャロライン・ケネディ氏が登壇し、環境問題などでの女性の活躍についてスピーチした。ケネディ氏は、日本と米国はグローバルな問題を解決するための「価値観を共有している」などと述べた。
朝日地球会議
東京都内で開かれている朝日地球会議はこの日が2日目。フランスの人類学・歴史学者エマニュエル・トッド氏が「グローバリズムの危機」について講演、藤崎一郎・前駐米大使、認定NPO法人カタリバの今村久美代表理事、神里達博・千葉大教授らと、「いま、地球で起きていること」をテーマにパネル討論に臨む。
このほか、FCバルセロナのジョルディ・カルドネル副会長と元サッカー日本代表の宮本恒靖氏が、「サッカーボールが未来を照らす――FCバルセロナの挑戦」と銘打ったスペシャルトークに参加。経済協力開発機構(OECD)事務次長の玉木林太郎氏は「持続可能な環境とビジネス 低炭素経済に向けたグリーン投資」について講演する。
会議は4日まで。最終日は、英オックスフォード大のマイケル・オズボーン准教授らによるAI(人工知能)についてのパネル討論などがある。(庄司将晃)