支援者の女性らと記念撮影に納まる蓮舫・民進党代表=9月22日、福岡県久留米市、中崎太郎撮影
民進党の蓮舫代表は8日、党本部に都道府県連代表や幹事長を集めた全国幹事会で、「小選挙区で野党候補が乱立すると勝利に向けて厳しい道も想定される」と述べ、次期衆院選で民進が主導して共産党などとの野党候補の一本化に取り組む考えを示した。地域事情に応じて候補を擁立せず、他党候補を支援することも選択肢に入れる考えだ。
蓮舫氏は「解散風が吹き始めている。選挙がなければ私たちの仲間の数も増えない。いつ何があってもおかしくない態勢を整えていきたい」と述べ、選挙準備を急ぐよう呼びかけた。
295の小選挙区のうち、民進は現職と公認内定者を含め210人の擁立を決めている。執行部は残る85の空白区の擁立作業を急ぐ考えで、蓮舫氏は「私たちが民進党の旗をしっかりと掲げる。そのことによって野党連携に大きな影響を与えていく」と強調した。
そのうえで「それぞれの地域事情を踏まえて対応する」とも述べた。地域によっては民進候補の擁立にこだわらず、他の野党候補を支援することで一本化を図るケースが出ることを想定している。
出席者からは「市や町の選挙で…