(13日、ゴルフ・日本オープン第1R)
平日にもかかわらず、ギャラリーは1万838人。昨年より7600人ほど増え、記録の残る1991年大会以降では第1ラウンド最多となった。お目当ての中心は米ツアーで活躍するスコット、松山、石川。3人が回るホールには5重、6重と人垣ができた。
が、好プレーへの期待に反し、3人はいずれもオーバーパー。スコットと石川はバーディーなしで初日を終えた。フェアウェーが極端に狭く、ラフが深いコースの難しさは、プレー中の松山、石川が何度も顔を見合わせて苦笑したほどだ。
松山と石川のフェアウェーキープ率は2割台。松山は「いいプレーができず申し訳ない」、石川は「弱気な自分との戦いだった。アプローチがもう少し寄ってくれればな」。平均パット数2と、てこずったスコットは「ヒデキ、リョーと楽しく回れたが残念。タフな日こそパッティングが重要なのに……」と話した。(渡辺芳枝)