熊本の復興支援を呼びかける(左から)くまモン、蒲島郁夫知事、水前寺清子さん=千代田区
熊本地震から半年がたち、改めて復興支援や農業再生策を考えようと「九州・熊本震災復興支援プロジェクト フォーラム&フェア」(朝日新聞社主催、熊本県共催)が31日、東京都千代田区で開かれた。
有楽町駅前であったフェアには、熊本県の人気キャラ「くまモン」と蒲島郁夫知事、熊本県出身で歌手の水前寺清子さんが登場。蒲島知事は熊本の現状を「住居の再建は一段落したが、経済活動の再建は始まったばかり」と言い、「熊本へ旅行に来ることもボランティアになります」と来県を呼びかけた。
水前寺さんは「熊本県人は絆が深い。熊本のことを忘れず、そこへ皆さんの温かい気持ちをつなげてほしい」と話した。会場では水前寺さんの「三百六十五歩のマーチ」に合わせて県出身の有名人らが歌や踊りを披露する動画も流れ、買い物客らが見入っていた。
熊本県産の野菜や菓子の販売コーナーもあり、トマトを買った大田区の主婦(45)は「熊本県産を見かけると、支援の意味も込めて購入するようにしています」と話した。(円山史)