民進党の野田佳彦幹事長は10月31日の記者会見で、自由党の小沢一郎代表と同29日夜に会談したことを明らかにした。小沢氏から幹事長就任祝いとして誘われたとして、「天下の情勢について議論した」と語った。
衆院補選などの野党共闘をめぐって小沢氏が民進を批判する中の会談。野田氏は「認識が一致したものもあったし、これからもっと議論しなければいけないものもある」と述べた。週内にも再会談する予定だ。
民進執行部や共産との共闘に否定的な連合に対し、共産と社民、自由3党が批判や不満を表明しているが、野田氏は「(連合か野党共闘かの)二者択一ではない」と強調。共産の小池晃書記局長もこの日、記者会見で、両氏の会談を「お互いに意思疎通を様々なチャンネルでやっていくのは非常にいいことだ」と評価した。