(左から)マーティ・フリードマンさん、中村時蔵さん、宮田亮平・文化庁長官、村田吉弘さん、三国清三さん
文化庁は4日、地域の有形・無形の文化財を織り込んだストーリーを認定する「日本遺産」の大使として、元プロ野球選手の松井秀喜さんや歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんら7人を任命したと発表した。日本遺産をPRするイベントやそれぞれのブログなどで広報活動を行ってもらう。
大使はほかに、女優の武井咲さん、ギタリストのマーティ・フリードマンさん、歌舞伎役者の中村時蔵さん、料理人の三国清三さんと村田吉弘さん。2015年度に始まった日本遺産はこれまで、「かかあ天下―ぐんまの絹物語―」(群馬)や「『信長公のおもてなし』が息づく戦国城下町・岐阜」(岐阜)、「『四国遍路』~回遊型巡礼路と独自の巡礼文化~」(四国4県)、「古代日本の『西の都』~東アジアとの交流拠点~」(福岡)など33府県の計37件が認定され、東京五輪・パラリンピックのある20年度までに100件程度まで増やす予定。
就任会見で、フリードマンさんは「日本遺産をみると、知らなかった感動的な場所が多い。一つ一つ伺ってみたい」。中村さんは「日本遺産を手引きに土地土地のすばらしさを知ることができる」と語った。