生後1カ月の長女の足を骨折させたとして、熊本県警は4日、熊本県山鹿市山鹿、会社員諫山明容疑者(31)を傷害の疑いで再逮捕し、発表した。「夜に泣き声で起こされ、イライラしてやった」などと話し、容疑を認めているという。
県警によると、諫山容疑者は3月中旬、自宅で当時生後1カ月だった長女の左足を手で引っ張ったり押さえつけたりして、太ももとすねの骨を折り、3カ月のけがを負わせた疑いがある。事件当時、妻は風呂に入っていたという。
4月18日に諫山容疑者宅を訪れた親類が足の腫れに気づき、病院を受診させ、骨折が判明。通報を受けた県中央児童相談所が19日、県警に連絡したという。県警は10月に顔を殴ったとして傷害容疑で逮捕していた。
長女は左足のほかにも右足と肋骨(ろっこつ)の計3、4カ所を骨折していたという。諫山容疑者は左足以外の長女のけがについて、「誤って落としたかもしれない」「長男が上に乗ったのでは」などと話しており、県警が諫山容疑者の関与を調べている。(板倉大地)