消費を促進して引き続き経済発展を安定させ、新型コロナウイルス感染拡大の省全域の経済発展に対する影響をできるだけ小さく抑えるべく、浙江省はこのほど、「浙江省人民政府弁公庁の消費を刺激し経済の安定した成長を促進することに関する実施意見」を発表した。同意見は「週4.5日出勤のフレックスタイム制の実施奨励」など、消費を刺激する具体案16項目を挙げている。人民網が報じた。
同意見は、各地、関連の各当局に対して、消費の刺激業務を重要な議事日程に盛り込み、商品券や旅行券を支給する消費刺激策を、早急に制定し、新型コロナウイルス感染拡大収束後の消費市場回復を促進するよう求めている。また、週4.5日出勤のフレックスタイム制を実施するよう奨励し、条件の整う機関、社会団体、企業・事業機関が有給休暇制度を実施できるようサポートするとしている。
その他、浙江省は社会消費財小売総額を年間平均約8%のペースで増加させ、2022年までに中国全土で4位に当たる3兆4000億元(1元は約15.7円)に到達させる目標を掲げている。また、住民一人当たりの生活消費支出を中国全土でトップの3万5000元に到達させ、文化・観光消費を年間10%以上のペースで増加させ、同省を訪問する観光客数を延べ7億5000万人以上(うち1泊以上滞在する観光客が延べ2億5000万人)に到達させたい考えだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年3月25日