今春のキャンプで投げ込むソフトバンクの松坂大輔
プロ野球のソフトバンクは5日、今季が3年契約最終年だった松坂大輔投手(37)が今季限りで退団すると正式に発表した。本人は現役続行を希望しており、今後は移籍先を探すことになる。
松坂は、2014年オフに3年総額12億円(金額は推定)の大型契約で9年ぶりに日本球界に復帰。しかし、15年8月に右肩を手術し、1軍登板は昨年10月の楽天戦1試合にとどまっていた。今季、先発の開幕ローテーション入りを逃した後は、右肩の違和感を訴えてリハビリに専念していた。
松坂は球団を通じて、次のように談話を発表した。
「福岡ソフトバンクホークスの関係者の皆様、ホークスファンの皆様、この3年間、期待に応えられず申し訳ありませんでした。出来る事なら胸を張ってチームの歓喜の輪の中に入っていたかったです……。最後の瞬間までリハビリに付き添っていただいたスタッフの皆さん、いつも私に真剣に向き合ってくださった工藤監督、コーチ、選手の皆さん、何より温かい声援を送ってくれたファンの皆様の一つ一つの声に私は支えられてきました。いくら言葉にしても足りないくらいの感謝の想いを伝えるのは1軍のマウンドだと思っています。またいつかグラウンドでファンの皆様、チームメイトに再会できる事を信じて前を向き続けていきたいと思います」