カメルーン代表監督時代のルグエン氏=2010年1月
来季サッカーJ2に降格する名古屋が新監督候補として、カメルーン代表監督などを務めたポール・ルグエン氏(52)=仏=と交渉を進めていることが7日、クラブ幹部の話で分かった。
ルグエン氏はフランス1部のリヨン、パリ・サンジェルマンなどの監督を歴任。2010年ワールドカップでは日本が1次リーグで破ったカメルーンを率いた。11~15年はオマーン代表監督を務めた。
再建を目指すクラブは、元監督のベンゲル氏(現アーセナル監督)の人脈で外国人の指揮官を探していた。ゼネラルマネジャー(GM)には、横浜マでチーム統括本部長などを務めた下條佳明氏の就任が濃厚。13日から来季の契約について選手との面談が始まるため、クラブは両者の人事を早急に固めたい考えだ。
■闘莉王の退団発表
名古屋は7日、田中マルクス闘莉王(35)と来季の契約を結ばないと発表した。6日に本人には伝えられていた。闘莉王は「最高の仲間に出会い、共に闘うことができて本当に幸せ者です。僕の力不足でJ1残留に導くことができなくて、本当に申し訳ない。これからも名古屋グランパスを愛する気持ちは変わりません」とクラブを通じてコメントを発表した。