北陸新幹線の新駅候補地
2022年度開業をめざす北陸新幹線の金沢―敦賀(福井県)間で、新駅の追加が検討されることがわかった。10日の与党の検討委員会で、谷本正憲・石川県知事が金沢駅と小松駅の中間に「白山(はくさん)駅」(石川県白山市)をつくるよう提案する見通しで、建設に向けた議論を始める。
特集:北陸新幹線
北陸新幹線は、国や自治体の税金も投じてつくる整備新幹線。建設費は100億円前後とみられ、大型公共事業の検討には批判も出そうだ。金沢―敦賀間ではすでに、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、南越(仮称)の5駅が予定されている。金沢―敦賀間の事業費は1兆円を超える。
地元からはかねて白山駅設置の要望が出ていた。安倍晋三首相は地域活性化策として「地方創生回廊」を掲げ、例として整備新幹線を挙げており、与党も新駅を検討することになった。(奥田貫)