オープン後、買い物客が続々と訪れるイオンモール新小松=石川県小松市
延べ床面積約8万3千平方メートルの北陸最大級の商業施設「イオンモール新小松」が24日、石川県小松市の沖周辺土地区画整理事業地にオープンした。福井県北部を含めた約19万世帯を商圏としており、午前9時の開店前に約2800人の行列ができモール内に人波があふれた。
核店舗はイオンスタイルの店で、約170の専門店のうち北陸3県初進出が30店ある。南加賀になかったシネマコンプレックス(7スクリーン)もあり、1階にレストラン街「小松食回廊」、2階に13店舗のフードコートがある。地元作家32人が制作した九谷焼絵皿108枚で彩る高さ17メートルのモニュメント柱がメインエントランスに設けられるなど内装も目をひく。
行列の先頭で開店を午前6時半から待ったという福井市の会社員、長孝幸さん(33)は「福井にない店がいっぱいあって楽しみ。金沢は遠いけど小松なら車で1時間余り、時々来られそう」と話した。
同モールは、年間来店者数を800万人と見込んでいる。3400台収容の駐車場を備えるほか、約2キロ離れたJR小松駅と結ぶ無料シャトルバスを走らせる。(福田純也)