河井克行首相補佐官は14日、トランプ新政権の政策や人事に関する情報収集のために米国を訪問し、ワシントン市内でスタッドマン元国家安全保障局(NSA)長官やシンクタンク関係者と会談した。
河井氏によると、スタッドマン氏はトランプ次期大統領の上級顧問を務めるウールジー元中央情報局(CIA)長官に近いとされ、「最高水準の個人的な信頼関係を速やかに次期大統領と構築したい」との安倍晋三首相の意向を伝えた。そのうえで、17日にニューヨークで行われる首相とトランプ氏の会談について、「これだけ早く二人の指導者が直接会うことは日米だけではなく、世界にとっても素晴らしいことだ」(河井氏)と確認した。
河井氏はブルッキングス研究所のリチャード・ブッシュ北東アジア政策研究センター所長や、アメリカン・エンタープライズ研究所のマイケル・オースリン日本部長とも面会。外交政策や経済政策について意見を交わした。15日には、新政権移行チームの執行委員らと面会するという。