民進党の山井和則・国会対策委員長
■山井和則・民進党国会対策委員長
(竹下亘・自民党国対委員長が環太平洋経済連携協定〈TPP〉をめぐり「衆院は強行採決して、ぐちゃぐちゃになってしまった」と述べたことについて)竹下委員長は非常に正直な方だ。誰が見ても、今回のTPPは強行採決だ。強行採決ではないと言い張る安倍(晋三)総理のほうが、おかしいのではないか。
首相は否定したが…竹下国対委員長「強行採決して残念」
「年金カット法案」(新しい減額ルールを盛り込んだ年金制度改革法案)は、まだ野党は1分も質問していない。にもかかわらず、今週や来週に採決したいという声が、政府・与党から漏れ聞こえてくる。TPPとまったく同じ構図だ。要は、審議の中身はどうでもいい。とにかく採決して通してしまえ。こういう姿勢こそ、政府・与党のおごりだ。年金は一生に大きく関わる重要な法案。よもやTPPに続いて再び強行採決などということが起こることが絶対に、あってはならない。(国会内での記者会見で)