山井和則・民進党国会対策委員長
■山井和則・民進党国会対策委員長(発言録)
今や加計学園問題について、国会を開いて真相究明すべきだというのは国民の声だ。にもかかわらず、(与党は)かたくなに閉会中審査を拒否している。このままでは、真相究明実現のめどが立たない。憲法53条の規定に基づき、本日、野党の書記局長・幹事長会談を開いた上で、議長を通じて国会の開会要求をさせていただく。
今週月曜、安倍(晋三)首相は記者会見で「国民に丁寧に説明する」と言った。国会審議を拒否する(としたら)、国民にうそをついたと言われても仕方ない。さらに、加計学園に口利きをしたのではないかと疑われている萩生田(光一)官房副長官は会見もせず、ペーパー1枚の説明で逃げ回っている。異常な状態だ。
国会を開いて真相究明をするべきか否か。これが東京都議選の大きな争点の一つにもなる。自民党が勝てば、このまま真相究明をせず、国会も開かずに、安倍首相や自民党は逃げ切ることになるかもしれない。野党が勝てば、自民党や安倍首相も反省して、早急に国会を開いて真相究明をせねば、ということにもなると思う。国民への丁寧な説明責任を果たさずに国会を強引に閉じて都議選に逃げ込むのは許されない。安倍首相や萩生田官房副長官は(都議選候補の)応援に行く暇があるなら、記者会見なり国会を開くなりして、国民への説明責任をまず果たすべきではないか。(国会内で記者団に)