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「韓流の聖地」大久保、脱韓流の動き? 進む多国籍化

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-11-16 10:02:03  点击:  切换到繁體中文

 

写真・図版


日韓や東京・大久保を巡る近年の出来事


韓国料理店や韓流スターのグッズ店が立ち並ぶ東京・大久保(新宿区)。「韓流の聖地」とも呼ばれるが、街の韓国人に最近、「脱韓流」の動きがあるという。


人気グループ「BIGBANG」のメンバーが主演の「同窓生」。女優の小雪さんと共演したことがあるチョン・ジヒョン出演の「暗殺」……。3~7日に新宿区内の4カ所で開かれた「新大久保映画祭」では韓国映画の新旧8作品が上映された。


さすが「聖地」と思いきや、ネパールやベトナム、インド、日本などの作品も。映画祭の実行委員長を務める呉永錫(オヨンソク)さん(64)は「初めは韓国映画だけだったのですが……」と話す。


韓国以外の作品を上映するようになったのは昨年の2回目から。集客は初年の1万人から7千人程度に減ったが、呉さんは「いろんな国や地域の人が一緒に暮らす街だとアピールしたい」と話す。


大久保は、いずれもJR新宿駅隣の新大久保駅と大久保駅周辺を指す。JR新大久保駅の東は2002年のサッカーワールドカップ日韓大会以降、韓国系の飲食店などが増え、「コリアンタウン」として知られる。


韓流ブームに火がつき、「KARA」や「少女時代」などのKポップが人気になると歌手や俳優の関連商品を扱う店も加わり、一時は客がすれ違うのもやっとだったが、流れが変わったのは李明博(イミョンバク)大統領(当時)が竹島に上陸した12年8月ごろ。大久保をはじめ、各地でヘイトスピーチが続き、書店に嫌韓本が平積みされた。


テレビ地上波での韓国人の露出は減った印象を受けるが、映画の上映数は11年が36本、13年が46本、15年は43本(外国映画輸入配給協会調べ)。ドームツアーを続けるアーティストもいる。韓流は健在だが、大久保では「打撃を受けた」と話す人が少なくない。


ヘイトスピーチが社会問題化し、今年6月に対策法が施行された。ただ、新宿韓国商人連合会によると、12年春に500超だった韓国系の店舗は今年8月現在で320と4年で4割減だ。「友だちを連れて来られなくなった」。韓国料理店「妻家房」を経営する呉さんも日本人客からそう言われた一人だ。大久保は韓流を象徴する街だっただけに、「日韓の対立」をイメージさせる場として敬遠されているのではないか――。


■他のアジア系急増


代わりに増えてきたのが他のアジア料理店。9年前にネパール料理店を開いた男性は「来日時は韓国の店がほとんどだったけど、最近はネパール、インド、タイ料理の店も増え、横のつながりができてきた」。ケバブ屋台や中国人向けの免税店、ベトナム人用ネットカフェもある。新宿区によると10月現在、区内のベトナム人は約3400人で5年前のおよそ15倍にのぼる。


変化に向き合い、街をどう盛り…




 

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