三越日本橋本店が売り出す「男子会」福袋のイメージ(三越伊勢丹提供)
ダンスレッスンやお座敷遊びも楽しめます――。大手百貨店が相次いで発表した、来年の初売りで扱う福袋は、ブランドの衣料品などの「定番」にとどまらず、「体験型」のさまざまなサービスが楽しめるものが目立つ。衣料品の販売不振が続くなか、目先を変えた「体験型」の福袋を増やして話題を集め、売り上げアップにつなげようという戦略だ。
三越伊勢丹の東京都心3店舗の初売りは、三越日本橋本店が1月2日、伊勢丹新宿本店と三越銀座店は同3日。「体験型」の福袋を前年より9種類増やし、38種類を用意する。
日本橋本店では「男子会」と題し、着物の仕立てと着付け、料亭でのお座敷遊びをセットにした福袋を税込み32万4千円で販売する。同店の食堂で大人用の「お子様ランチ」が食べられる福袋(4人で1万円)も売り出す。「体験型」の拡充で、3店全体の福袋の販売目標を前年比10%増に設定した。
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