福袋の商品を交換する人々=大分市中央町1丁目
福袋は買ったものの、服のサイズが合わない場合などに、中身を別の人と取りかえられる「福袋アイテム交換会」が2日、大分市中央町1丁目のガレリア竹町ドーム広場であった。福袋購入後も、商店街に少しでも長く滞在してもらおうと、初めて開かれた。
駅ビルのアミュプラザおおいた、トキハ本店、大分フォーラス、5商店街による「THEまちなかバーゲン」の一環。府内五番街商店街振興組合の理事長をつとめる安達了剛(としたか)さん(43)が発案。福袋を買って帰るだけでなく、商店街で食事をしたり、別な店に寄ったりするきっかけにしてほしいと考えた。
帰省中に駅ビルで洋服の福袋を買った青山学院大3年の後藤祐衣さん(21)は、自分に似合わないと感じたピンクのコートを、別の参加者の雑貨と交換。「新しく福袋を買わずにほしい物だけが手に入った。お得でうれしい」。
ユニークな試みだったが、参加者は少なめ。それでも、安達さんは「工夫して来年もやりたい」と話していた。(興野優平)