運転中にスマートフォン用ゲーム「ポケモンGO」をして歩行者を死傷させる事故が全国で続発した。10月に愛知県一宮市で小学生が死亡した事故の後も、運転中のポケモンGOで検挙される事例が相次ぐ。痛ましい事故の再発防止策を求める声が強まっている。
ポケモンGO、車などで移動中の操作を制限 事故相次ぎ
ポケモンGOが関係する交通死亡事故は、これまでに一宮市の事故を含め全国で3件確認されている。
徳島県では8月、運転中にゲームをしていた男の車に女性2人がひかれて死傷する事故が発生。自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた男に、徳島地裁は禁錮1年2カ月の実刑判決を言い渡した。
判決について、一宮市の事故で亡くなった則竹敬太君(当時9)の父・崇智(たかとし)さん(46)は疑問を投げかける。「自らゲームを起動させて運転しているのだから、故意に起こされた事故で危険運転になるべきだ。そんなに軽くていいのか」
警察庁によると、ゲームが配信…