10月31日、検察当局に出頭したチェ・スンシル氏。「朴槿恵は辞任しろ」「チェ・スンシルを拘束しろ」などと学生らの怒号が飛び交った=ソウル、東岡徹撮影
韓国検察当局は20日、朴槿恵(パククネ)大統領の支援者と元秘書官の計3人について、大統領府の文書を流出させたり、財閥企業などに財団の資金拠出を強要したりしたとして、職権乱用などの罪で起訴したと発表した。検察は3人の起訴内容と関連して、朴大統領について「相当部分が共謀関係にあると判断した」と明らかにした。
朴大統領を今週にも聴取、違法行為立件へ 側近ら起訴
検察関係者によると、起訴内容にも朴大統領の「共謀」が明記されるといい、検察当局が朴大統領の違法行為を認めた形だ。韓国は憲法の規定により大統領は在職中、刑事訴追されないものの、検察当局は今後、朴大統領を「容疑者」と位置づけて、事情聴取する方針だ。
今回起訴されたのは、朴大統領の支援者だったチェ・スンシル容疑者と、大統領府の前付属秘書官のチョン・ホソン容疑者、前政策調整首席秘書官の安鍾範(アンジョンボム)容疑者の3人。
特別捜査本部の発表によると、…