安倍晋三首相が訪問先のペルー・リマで19日夕(日本時間20日朝)、ロシアのプーチン大統領との会談終了後に記者団に語った内容は次の通り。
安倍首相「平和条約問題も議論」 ペルーで日ロ首脳会談
安倍首相、平和条約問題に厳しい認識 日ロ首脳会談
――プーチン大統領との会談の手応えは?
「(経済協力)8項目の具体的な進捗(しんちょく)について2人で確認し、12月のプーチン大統領の訪日、(山口県)長門(ながと)市での会談に向けて良い話し合いができたと思う。もちろん、今日も、平和条約問題も含め、議論を行いました。平和条約について言えば、(条約締結が)70年間できなかったわけで、そう簡単な課題ではない。平和条約の解決に向けて道筋が見えてはきているわけだが、一歩一歩、山を越えていく必要があります。一歩一歩進んでいかなければいけない。大きな一歩を進めることはそう簡単ではないが、着実に一歩一歩、前進をしていきたいと思う」
――会談の後半、少人数になる場面があった。
「プーチン大統領と2人きりで、平和条約について腹蔵のない意見交換を行うことができた。これはやはり、2人の信頼関係の上でなければ前進していかないと思う。今日は、2人でしっかりと話をすることができたことは意義があったと思う」