2014年までの自民党都連の収支報告
自民党東京都支部連合会(都連)が2014年までの政治資金収支報告書に、「女性部」や「青年部」など7組織の収支を記載していなかったことがわかった。女性部は毎年、大規模な観劇会を開催してきたが、この収支も記載がなかった。こうした点を朝日新聞が指摘すると、24日に公表された15年の報告書で観劇会の収支は記載された。
政治資金規正法は、政治資金が何に使われたのかを国民が検証できるようにするため、政治団体に収支報告を義務づけている。都連の収支報告について、識者は「14年以前の報告書は規正法に抵触する恐れがあり、訂正すべきだ」と指摘している。
7組織は、女性部、青年部、学生部、島嶼(とうしょ)議連、女性議連、秘書会、青年局。これらの組織について、都連は「すべて都連内の機関」としている。
都連の14年までの収支報告書では、都連は7組織に毎年計1千万円前後、4年間で計約4120万円の「組織対策費」を支出した、と記載。ただ、7組織の収支は記載がなかった。
自民党のホームページなどによ…