各地から届いた署名=兵庫県尼崎市、木村恭子さん提供
「私たちは、あきらめたくない」――。年内での解散を発表したアイドルグループSMAPの存続を求めて、ファンらが署名活動をしたところ、28日までの集計で約37万筆が集まった。活動の中心メンバーは「難しいことはわかっているが、彼らがもう一度やりたいと思った時、帰ってきてもいいんだよという思いを伝えたかった」。所属事務所側は「郵送であれば受け取る」との対応だが、ファン側は「多くの人の願いが込められた署名。直接届けたい」と願っている。
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署名を集めたのは、SMAPファン約70人が集まる「5☆SMILE」。代表の大阪市港区の会社員木村恭子さん(46)がツイッターで呼びかけて9月に結成。LINE(ライン)で連絡を取り合って集計方法などを相談し、同月22日からインターネットを通じて「SMAPの存続並びにグループ活動の継続願い」と題した署名を集め始めた。
用紙をダウンロードし、自筆で署名した上で郵送してもらう。もう一人の代表で兵庫県尼崎市の主婦田辺明恵さん(48)が、所有するアパートの一室を宛先と集計作業用に提供。締め切りの10月31日までに計約37万3500筆、段ボール16、17箱分の署名用紙が届いた。中国や台湾からの署名もあったという。
木村さんはファン歴25年。本…