世界的なギタリストのジミー・ペイジ氏とジェフ・ベック氏が11月に東京都内で開かれたロックイベントで共演すると宣伝されながら、実際には共演しなかったとして、札幌市の男性弁護士(41)が主催者側を相手取り、チケット代や航空券代など計約17万円の損害賠償を求める訴訟を札幌簡裁に起こしたことがわかった。提訴は11月29日付。弁護士は「2人がなぜ共演しなかったのかを明らかにしてほしい」と話している。
訴状などによると、このイベントは11月11日に東京都墨田区の両国国技館で開かれた「クラシック・ロック・アワード」で、主催者発表で5千人が来場した。
主催者のイベント運営会社「KLab Entertainment」(東京都港区)は9月のチケット発売開始時、「世界3大ギタリストの2人、ジェフ・ベック氏とジミー・ペイジ氏が日本初共演を果たす」と宣伝。ロックファンの弁護士はこの共演を楽しみにチケットを購入、妻や友人らと参加したが、ペイジ氏はプレゼンターとして約2分間ステージに登っただけで、ベック氏との共演はなかったという。
弁護士はイベント後、2人の共…