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磨いたスタイル失われず 監督を電撃解任のスペイン

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2018-6-16 12:26:00  点击:  切换到繁體中文

 

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同点で試合を終え、あいさつをするスペインの選手たち=長島一浩撮影


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(15日、ポルトガル3―3スペイン サッカー・ワールドカップ)


磨き上げたスタイルは、監督が変わっただけでは失われない。


象徴的だったのは、長い1本の縦パスから生まれたゴールだ。0―1の前半24分、身長185センチのディエゴコスタが相手DFに競り勝ってパスを受けると、駆け戻ってきたポルトガルの選手たちをフェイントでかわし、右足で蹴り込んだ。「自分の仕事をして、騒がしい人々を黙らせる必要があった」。この日2ゴールを挙げたストライカーは誇らしげに言った。


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ポルトガル戦の2日前、スペインを2016年から率いてきたロペテギ前監督が電撃解任された。スペイン1部の名門レアル・マドリードの監督に就任することがW杯開幕直前に発表され、スペイン協会会長の怒りをかったためだ。


ロペテギ前監督は、チームを立て直した功労者だった。


ショートパスを徹底的につないで相手を崩すスタイルで初の頂点に立ったのは10年大会。華麗な攻撃は世界中のファンを魅了したが、ショートパス偏重の攻めは単調になりやすく、守備を固める相手を崩し切れないもろさもはらんでいた。対戦国がこぞって対策を練ってきた14年大会では1次リーグで敗退した。


ロペテギ前監督はパスをつないで球を保持し続けることに固執せず、奪ってから手数をかけない逆襲で得点を狙ったり、長いパス1本で局面を打開したりすることを選手に求め、攻撃の幅を広げた。チームはW杯欧州予選を無敗で通過。今大会の優勝候補に数えられるまでになった。


「大会は始まっている。試合に集中し、次のページを開かなければいけない。決勝まで進み、勝つことが我々の願いだ」とDFピケ。らしさを存分に出しての引き分けスタート。2大会ぶりの頂点を目指すには、決して悪くない。(清水寿之)




 

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