今季からマンチェスター・ユナイテッドに加入したイブラヒモビッチ(右)=ロイター
サッカー界で最も高給を払っているのはマンチェスター・ユナイテッド(マンU、イングランド)で、選手1人あたり平均8億円超――。こんな調査結果を海外メディアが報じている。景気のいい話の一方で、世界のプロサッカー選手の4割以上が月給11万円ほどでプレーしているとの報告も。二つの調査を通じて見えてくるサッカー選手の懐事情とは?
ロイター通信などが報じた「GLOBAL SPORTS SALARIES SURVEY」の2016年版は、サッカーや野球など7競技の333チーム、およそ1万人の選手が調査対象になっている。
サッカーでは、マンUの平均給与額は577万ポンド(約8億3千万円)で、15年版の4位からトップに躍り出た。今夏に獲得したFWイブラヒモビッチとMFポグバの影響だと調査は指摘している。バルセロナ(スペイン)が565万ポンド(約8億1400万円)、マンチェスター・シティー(イングランド)が542万ポンド(約7億8千万円)で続く。
中国1部リーグの盛況ぶりも目をひく。同リーグ内で平均給与が最も高額とされる山東の平均額は147万ポンド(約2億1200万円)。リーグ全体の平均額は58万7千ポンド(約8450万円)。日本のJ1の18チームの平均額である16万1千ポンド(約2320万円)の3倍以上だとしている。
一方、国際プロサッカー選手会…