都議会自民党を離脱した(左から)木村基成氏、大場康宣氏、山内晃氏=28日、東京都庁、小林恵士撮影
東京都議会の会派「都議会自民党」に所属する自民都議3人が離脱し、新会派を設立することがわかった。3人は来夏の都議選で自民党都連の公認候補となっているが、小池百合子知事と対立する会派方針とは距離があった。3人は28日午後2時半から都庁で記者会見する。
都議会自民党を離脱するのは、大場康宣氏(世田谷区選出、2期目)、山内晃氏(品川区選出、1期目)、木村基成氏(小金井市選出、1期目)。
小池氏は10月に政治塾を設立し、来夏の都議選で候補者を擁立する意向を示している。小池氏の関係者は「都議選に向けて、自民から現職都議を引き抜くのは必須だった。象徴的な出来事になる」と歓迎する。
定数127の都議会で、都議会自民は3人が抜けて57人となるが、なお最大会派を維持する。公明の23人と合わせて80人で都議会の過半数も維持している。