資格停止処分から復帰し、欧州選手権にエントリーしたコストナー=AP
フィギュアスケート女子のソチ五輪銅メダリスト、カロリナ・コストナー(イタリア)が、今月25日にチェコで開幕する欧州選手権にエントリーした。元恋人の北京五輪競歩50キロ金メダリストのドーピング検査逃れに協力したとして科された、2014年4月から21カ月の資格停止処分後、大きな国際大会への出場は初めて。昨季世界選手権優勝のエフゲニア・メドベジェワや同3位のアンナ・ポゴリラヤ(以上ロシア)と対戦する。
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29歳のベテランは昨年12月、クロアチアでの国際大会で196・23点、イタリア選手権で210・97点を出して共に優勝。単純比較できないが、昨季の欧州選手権で優勝したメドベジェワの215・45点、3位のポゴリラヤの187・05点に匹敵する高得点だ。
今季はプルシェンコ(ロシア)ら名選手を育てたロシアのミシンコーチの指導を受ける。コストナーはAP通信の取材に「2年前までは自分のスポーツの全てを知ったと思っていたが、まだまだ学ぶことがある。毎日、新しい世界があることに気づく」と、現役を続ける喜びを語っている。