倉敷市出身のフィギュアスケーター高橋大輔さんが登場する、県のＰＲアニメ動画が昨年１２月から公開されている。高橋さんは本人役で声優に初挑戦し、桃太郎のお付きの犬や猿、キジとともに観光地の宣伝に一役買っている。

動画は県の施策をアピールするため、２０１５年から公開が始まった「みんなのおかやま犬」の第１０弾。岡山後楽園や湯原温泉など県内のおすすめ観光地を犬たちが紹介するなか、高橋さんは倉敷美観地区を挙げ「県内だけじゃのうて、県外の方もぜひお越しください」と呼びかけた。

県が動画の公式ツイッターでＰＲしたところ、ファンから「岡山弁が聞きたい」という声が寄せられ、高橋さんは１１月にあった収録の際、自分で標準語のせりふを岡山弁に直したという。

県は今年度中に高橋さんや倉敷市出身の声優金元寿子さんのサイン色紙をプレゼントする企画も立てている。公聴広報課の担当者は「これを機に、特に若い人に地元への興味を持ってほしい」と話す。