初場所4日目。千代大龍(右)ははたき込みで臥牙丸を破る=恵原弘太郎撮影
大相撲初場所(東京・国技館)で、九重部屋の力士が幕内の一大勢力になっている。九州場所で十両だった千代皇が入幕し、部屋別で最多の5人に。いずれも伸び盛りの20歳代だ。昨年7月に亡くなった先代師匠(元横綱千代の富士)の「千代」の名を背負い、切磋琢磨(せっさたくま)を続けている。
どすこいタイムズ
4日目の11日。11番あった幕内前半の土俵に5人の九重勢が上がった。勝った千代大龍が、続けて相撲を取る同じ西方の千代皇に力水をつける場面もあった。
1990年代の一時期は、若貴兄弟を擁した二子山部屋が10人の幕内力士を抱えていた。今は横綱日馬富士の伊勢ケ浜、大関豪栄道の境川、小結栃ノ心がいる春日野の各3人を抑えて、九重がトップにいる。
九重親方(元大関千代大海)は…