死亡した男性の銀行口座から現金を不正に引き出したとして、大阪府警が男性と同居していた無職の秋山ツネ子容疑者(72)を窃盗の疑いで逮捕していたことが13日、府警への取材でわかった。府警は男性が亡くなった経緯について、秋山容疑者が事情を知っているとみて捜査している。
東淀川署によると、大阪市東淀川区に住む古林操さん(88)が昨年10月下旬、自宅で遺体で見つかった。目立った外傷はなく、死後約1カ月が経っていたという。その後の捜査で、古林さんの通帳がなくなり、口座から数回にわたって現金が引き出されていたことがわかったという。
同署は行方が分からなくなっていた同居人の秋山容疑者を指名手配。広島県内で発見し、今月12日、現金2万円を不正に引き出した窃盗の疑いで逮捕した。