伊藤有希の1回目のジャンプ=白井伸洋撮影
ノルディックスキー・ジャンプ女子のワールドカップ(W杯)は15日、個人第8戦が札幌市宮の森ジャンプ競技場(HS100メートル)であり、前日の第7戦で初勝利を挙げた伊藤有希(土屋ホーム)が97メートル、96・5メートルの合計236・3点で2位に入った。通算50勝目を狙った高梨沙羅(クラレ)は1回目4位から順位を上げられず、217・4点の4位で今季初めて表彰台を逃した。マーレン・ルンビー(ノルウェー)が2回目にW杯女子ジャンプ台記録の100メートルを記録し、248・5点で今季2勝目を挙げた。岩渕香里(北野建設)は13位、勢藤優花(北海道メディカルスポーツ専門学校)は19位だった。
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〈13位の岩渕〉 「風が当たらなかった。宮の森は好きなジャンプ台ではないが、ジャンプは悪くなかった」
〈19位の勢藤〉 「1、2回目とも(踏み切りで立ち上がる)タイミングが遅れ、カバーするのが大変だった」
〈優勝したルンビー〉 「今季一番良いジャンプで新しいジャンプ台記録を作れてうれしい。夏場から調子が落ちていない」