10位に浮上した谷原秀人=AP
米男子ゴルフのソニー・オープンは14日、ハワイ州ホノルルのワイアラエCC(パー70)で第3ラウンドが行われ、13位で出た谷原秀人は4バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーの199で10位に浮上した。首位とは11打差。
松山英樹は67で通算10アンダーとし、24位から16位に上がった。6位スタートの小平智は70と伸びず、9アンダーの28位に後退した。
ジャスティン・トーマス(米)が65をマークし、通算22アンダーで単独トップを守った。(時事)
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〈松山英樹〉 「アイアンはだいぶ良くなっているので、あとはパットとショートゲーム。スコアを伸ばして終わりたい。それに向けてやることはあると思うのでしっかり練習して整えたい」
〈小平智〉 「前半から苦しかったが、そんなに悪いゴルフではなかった。2位との差もそんなにないので、ガンガン攻めて上を目指す。ビッグスコアを狙いたい」
■谷原、上位進出はアイアン次第?
ティーショットの安定感を取り戻した谷原が、じわりと浮上。初日は左に曲がったため、ヘッドを調整したところ、翌日は逆に右に飛ぶように。3日目は「気持ちよく振れていた」という初日のセッティングに戻したことが奏功したという。
パー3を除く14ホールのうち、11ホールで第1打が狭いフェアウェーをキープ。「フェアウェーに行けばもう少し楽なゴルフができる」と前日予想した通りになった。
パー3の11番ではアイアンの選択を誤り、ピンを24ヤードもオーバー。「ボギーは覚悟した」と言うが、アプローチがぴたりと決まり、パーを拾うなど運も味方に付けた。「あとはアイアンがピンに絡んでくれれば、もう少しスコアは伸ばせる」。首位を独走するトーマスの背中は遠いが、2位まで4打差。アイアン次第で念願の上位が見えそうだ。