前半、サントリーWTB中靍が突破をはかる=細川卓撮影
(14日、サントリー27―15神戸製鋼 ジャパンラグビートップリーグ)
サントリーが4度目V 15戦全勝、ラグビー
特集:ジャパンラグビートップリーグ
負ければ優勝を逃してしまうかもしれない大一番に、今季無敵だったサントリーでもてこずった。
前半の立ち上がりから若手を中心に動きが硬く、相手の圧力を受け後手に回った。序盤いきなりトライを許すなど、0―8に。それでもSO小野は「1点差でも勝てばいい。8点をリードされても冷静だった」。前半40分に江見が逆転のトライ。後半3分に3試合ぶり先発のFB松島が個人技でトライを決めると、その後はPGで着実に差を広げた。
昨季はチーム最低の9位に終わった。4季前の優勝の後、日本代表コーチになって3年間チームを離れていた沢木監督はもどかしかった。「ラグビーが進化していない。9位は必然の結果」。選手にはラグビーを考える力を植えつけた。
たとえばニュージーランド代表…