トルコ・イスタンブールの高級ナイトクラブで起きた銃乱射事件の実行犯として治安当局に拘束されたアブドゥルカディル・マシャリポフ容疑者が、捜査当局の事情聴取に「過激派組織『イスラム国』(IS)の幹部の指示で実行した」と供述したと、トルコ紙ヒュリエットが18日に報じた。
ISは事件後に犯行声明を発表しており、容疑者とISのつながりが焦点になっている。供述通り今回の事件がIS中枢の指示によるものであれば、トルコ側はISに対する報復措置を取るとみられ、両者の衝突の激化が懸念される。
ヒュリエットによると、マシャリポフ容疑者はISが首都と称するシリアのラッカにいるIS幹部から、イスタンブール中心部のタクシム広場で昨年の大みそかの夜に年越しを祝う人々を狙って「大量殺害」を行うよう命令されていた。同日夜、タクシム広場に下見に行ったが、警備が厳重だったため断念したという。
ラッカのIS幹部に相談すると…