会見をする稀勢の里(手前)と田子ノ浦親方=23日午後6時13分、東京都江戸川区北小岩1丁目、林紗記撮影
横綱審議委員会の委員たちは稀勢の里への評価や注文を口にした。高村正彦委員(自民党副総裁)は「去年は年間最多勝も取ってるし、まだ強くなれると思う。その時のほかの力士との相対的なものもある。白鵬が絶対的に強い時代ではなくなった。稀勢の里は現時点の最高の実力者です」と語った。
稀勢の里の横綱昇進、横審が推挙 全会一致「技量十分」
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杉田亮毅委員(日経新聞元社長)は「今場所は腰高がなおってたから、安心して見られました。取りこぼしのない横綱になってほしい」。都倉俊一委員(作曲家)は「万全の形ができれば、5、6年は横綱を張れる」と期待を込めた。
■横審新委員長に北村氏
横綱審議委員会の守屋秀繁委員長(千葉大名誉教授)が23日、任期満了で退任した。新委員長には毎日新聞社名誉顧問の北村正任氏が選任された。また、中日新聞社顧問の大島寅夫委員が任期満了で退任した。