ホワイトハウスで初めて記者の質問に答えるスパイサー報道官=23日、佐藤武嗣撮影
スパイサー大統領報道官は23日、ホワイトハウスで初めて記者団の質問を受け付けた。だが、メディアがトランプ氏を攻撃していると強い「不満」を表明。首都以外に住む記者が会見にインターネット電話「スカイプ」で参加できる仕組みを作ると発表する一方、主要メディアの質問を後回しにした。
特集:トランプ政権
オバマ前政権では、AP通信やCNNなど会見室の1列目に座る主要メディアの質問を優先するのが「慣例」だった。だが、スパイサー氏は後方に座る記者を指名し、質問を受けた。
ようやく質問が回ってきた最前列のABCの記者が「あなたはその演台から常に真実を語るつもりがあるか」と詰問。スパイサー氏が21日の会見で質問を受けずに、トランプ氏の就任式の参加者数が少ないとの報道に「これまでで最大の観客数だ」と主張したことをただした。スパイサー氏は、就任式参加者の地下鉄利用数は42万人で、オバマ氏の2期目の就任式の31万7千人より多かったとも語ったが、ニューヨーク・タイムズは交通機関への取材でオバマ氏の就任式の方が20万人以上多かったと指摘していた。
これに対し、スパイサー氏は「…