野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督は24日、東京都内で記者会見し、3月の第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のメンバーに藤浪(神)、石川(ロ)、松井裕(楽)ら8人を新たに選んだと発表した。発表済みの19人と合わせ、代表枠28人のうち27人が決定。残り1人は野手の予定で、後日発表する。投手は小久保監督が希望した大リーガーの招集はかなわず、国内球団所属の13人で臨む。
侍ジャパン、27人が決定 藤浪ら追加選出 WBC
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小久保監督は「投手の選考に一番悩んだが、思ったように編成できた。投手を中心とした守りが一番(大事)だと思う。目指すのは世界一」と語った。大谷(日)については、先発投手としてだけでなく指名打者や代打での起用も示唆。打順は、メンバー唯一の大リーガー、青木(アストロズ)を1番か2番、4番は筒香(D)か中田(日)と構想を明かした。
この日は、追加発表予定の選手に、けがによる出場辞退者が1人出たため、全メンバーを発表できなかった。選手の登録期限は2月6日となっている。
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〈平野(オ)〉 「世界一を目指すチームで、与えられた仕事をこなせるように。日本代表という誇りを持ち、少しでも多く貢献できるようにがんばります」
〈藤浪(神)〉 「世界大会の中でもWBCは特別。見ていて感動した大会なので、今度は自分が、そういうプレーを見せられることができたらと思います」
〈石川(ロ)〉 「体、肩の状態も非常にいいので与えられたポジション、役割で、世界一という大きな目標に貢献できるように精いっぱい頑張りたい」
〈松井裕(楽)〉 「身の引き締まる思い。任されたところでしっかり全力を出し、持ち味である三振を取るピッチングを見せたい」
〈小林(巨)〉 「選出していただき大変光栄です。侍ジャパンの勝利に貢献できるように、しっかり準備をして臨みたいと思います」
〈千賀(ソ)〉 「少しでもチームの役に立てるように精いっぱい頑張りたい。代表に恥じないプレーができるよう、しっかり調整します」