トランプ米大統領は28日にロシアのプーチン大統領と電話会談する。テロ対策などについて意見交換する見通しだ。27日昼(日本時間28日未明)に英国のメイ首相と大統領就任後初の首脳会談に臨むほか、28日に独仏の首脳とも電話会談する。一方、国境の壁建設で関係が悪化したメキシコとの首脳会談は中止に。2月10日を軸に調整する日本の安倍晋三首相との会談では二国間の貿易協定を早期に結ぶよう求める方針で、「トランプ外交」が慌ただしく動き出した。
ロシアのペスコフ大統領報道官は27日、プーチン氏とトランプ氏の電話会談が28日に行われることを確認した。米メディアによると、中東の過激派組織などのテロ対策について話し合うという。
27日にはメイ首相と会談する。26日に米国入りしたメイ首相は米共和党の集会で演説し、「私たちには新しい時代に特別な関係を刷新する機会と責任がある」と訴えた。
英国は昨年の国民投票で欧州連合(EU)から離脱を決めた。二国間の貿易交渉を進めたいトランプ氏と経済連携について協議する見通しだ。欧州の安全保障の要となる北大西洋条約機構(NATO)や、ロシアへの対応についても話し合われる。
スパイサー報道官は27日のツイッターで、トランプ氏が28日にプーチン氏のほか、ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領とも電話会談することを明らかにした。
一方、31日に予定されたメキ…