米軍キャンプ・シュワブのゲート前で、辺野古埋め立て工事に反対する人たちを強制的に排除する機動隊員=6日午前9時37分、沖縄県名護市辺野古、岡村夏樹撮影
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設計画が浮上してから21年。名護市辺野古の沿岸部で、普天間代替施設の建設に向けた海上工事が6日朝、始まった。反対派の市民たちは憤りの声を上げて警官ともみ合いになり、現場周辺は騒然とした。
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現場海域には5日から作業船や台船が停泊。移設予定地の陸側、米軍キャンプ・シュワブのゲート前には6日早朝から、反対派の市民ら約100人が集まり、工事開始に抗議する集会を開いた。
現場が騒然となったのは午前9時半過ぎ。ダンプカー4台が姿を見せると、市民らは車両の基地進入を防ごうとゲート前に座り込んだ。それを機動隊員が数人がかりで抱え上げ、強制的に排除した。「離せ」「暴力やめろ」。抱え上げられた人たちは声を張り上げ、緊迫した雰囲気となった。
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