今月15日、湖北省新型コロナウイルス感染拡大防止対策指揮部は記者会見を開き、交通機関の停止と高速道路の封鎖が解除された今月8日から14日までの7日間に、鉄道や飛行機、道路を通じて、職場復帰のために武漢市に戻ったり、武漢市から離れた人の数は延べ66万1000人、1日平均9万4400万人に達したことを明らかにした。人民網が報じた。
4月8日午前0時、武漢西高速道路の料金所から同市を離れる車両。(撮影・周■。■は雨かんむりに文)
武漢市の劉子清副市長によると、現時点で、鉄道は北京行きを除いて、同市内の主な3駅を含む17駅の出発業務が再開し、民間旅客機は北京行きを除く全ての国内便業務が再開している。また長距離バスターミナル9ヶ所の市内、省内の運行が再開し、都市公共バス346線が運行を再開して再開率が70%に達している。地下鉄・都市鉄道は7路線が再開して再開率が78%に達し、路面電車3路線、フェリー2路線の運行が再開し、タクシー1万5000台が営業を再開している。
4月8日、封鎖が解除された武漢市の長江二橋。(撮影・王方)
交通機関の停止と高速道路の封鎖が解除されて以来、武漢市から離れた人の数が最も多かったのは今月8日と9日の2日間で、1日平均延べ11万6600人が同市を離れた。10日から、同市を離れる人の数は右肩下がりとなり、武漢市に到着する人の数もほぼ落ち着きを取り戻した。
武漢宏基長距離バスターミナルの横にある交差点で交通整理をする警察官。(撮影・王方)
劉副市長によると、8日午前0時に、交通機関の停止と高速道路の封鎖が解除され、13日には市内を走行する車両の数も平常の80%にまで回復した。武漢市はスマート交通管理システムを活用して、市全域の交通量を分析している。科学的に交通を組織し、主要・補助幹線道路、水底トンネル、環状線、高架橋などのスムーズな流れを確保している。そして、科学的に公共交通機関の運行数を決め、公共バス、地下鉄などの周辺の秩序の維持を強化し、絶対に人混みができないようにしている。その他、外出に関する注意喚起を強化し、不要不急の外出を避け、外出する際も安全性を確保し、マナーを守るよう呼びかけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月16日