NHKの新キャスターたち=16日午後、東京都渋谷区、堀英治撮影
NHKは16日、4月からの報道番組を担当する新キャスターを発表した。
平日午後9時の「ニュースウオッチ9」は、現在同午後11時15分の「ニュースチェック11」を担当する報道局の有馬嘉男記者(51)と桑子真帆アナウンサー(29)のコンビが担当。女性アナウンサー7人で担当している「クローズアップ現代+」は、「ニュース7」の武田真一アナウンサー(49)が1人で務める。
平日午後7時の「ニュース7」には、「ウオッチ9」の鈴木奈穂子アナウンサー(35)らを起用。土日祝日は井上あさひアナウンサー(35)らが担当する。平日午前4時半の「ニュースおはよう日本」は高瀬耕造アナウンサー(41)らが務める。
発表会見で桑子アナは「『ウオッチ9』はその日一番伝えたいことを独自の目線、取材力、機動力で掘り下げる番組。担えるのはとてもありがたい」。有馬記者は「NHK報道の金看板。よりぴかぴかと光るように磨きたい」と語った。
武田アナは、トランプ米大統領が自らに批判的なメディアを「偽ニュース」と呼ぶなど対立が深まっている状況に触れ、「本当の情報、本当に伝えるべきことは何なのかということをあらゆる分野で探っていきたい。情報の海をさまよっている状態の中で、一つの羅針盤となるような番組にしたい」と語った。