「復興応援大使」として安倍晋三首相(右)を表敬訪問し握手する、体操男子の内村航平選手(中央)。左は今村雅弘復興相=23日午前11時53分、首相官邸、岩下毅撮影
「復興応援大使」を務める体操選手の内村航平さん(28)が23日、安倍晋三首相を表敬訪問した。内村さんは「復興応援大使として、体操選手として、僕は演技で人を勇気づけて感動を与えることに重きを置いてやっている。僕が復興の応援になればいい。もっともっと磨きをかけて、皆さんに勇気を与えられたら」と話した。
この日は内村さんの姿や福島県の桜、「行くよ」との言葉があしらわれた観光PRポスターも披露された。首相は「福島の復興を進める上で地元の皆さんが頑張ろうというエネルギーが一番大切。故障を乗り越えて走り続けてきた(内村さんの)姿が、大きな勇気を与えてくれる」と語った。
応援大使は、東日本大震災から6年近くがたち、復興への関心の低下が懸念される中で復興庁が1月に設けた。